令和6年度「農業・農村ふれあいフェスタin赤れんが」結果

 

前日は小雨でした。また、前庭に雄鹿が夕方迷い込み居座ったため、翌日のイベント参加者に危害を及ぼす恐れがありましたが、夜10時ころ出て行き、開催することが出来ました。

当日は快晴となりました。

7,200人(大人約6,300人、子供約900人)が来場され、楽しく農業体験していただきました。海外からの観光客約50人が楽しまれました。

148人の運営ボランティアに支えられ、事故なく終えることが出来ました。

 


〇札幌市の広報番組「札幌ふるさと再発見(STV)」に、「農業の魅力や役割を伝える~農業・農村ふれあいフェスタ」として動画が掲載されています。

https://www.youtube.com/watch?v=e7GCZEWHdBI


〇実施写真

(1)パネル展、ミニ体験、農業なんでも相談。

(2)おにぎり作り教室、トラクター展示など

(3)農産物、特産品PR販売

(4)食品PR販売

(5)ステージイベントなど


   令和6年度「農業・農村ふれあいフェスタin赤れんが」実施報告書

 

1 事業実施概要

 

  開催日時:令和6年10月5日(土曜日) 10時~15時

  会  場:北海道庁赤れんが庁舎前庭(住所:札幌市中央区北3条西6丁目)

  目  的: 本道の農業・農村を道民共通の貴重な財産として育み、これらを次代

        の人々に引き継いでいくためには、農業者のみならず都市住民や消費者

        等の農業・農村に対する理解の促進と支援が不可欠な状況です。

         このため、①子供たちに農業・農村を楽しく理解してもらう。②皆が

        集まり北海道農業を応援する。の2点をコンセプトとして、農業者自ら

        の創意と工夫を凝らした道民とのふれあいを深める取り組みをしている実践農家(「ふれあいファーム」など)を中心に、広く農業関係者にも呼び

        かけ、情報発信効果の高い北海道庁赤れんが前で体験イベントを開催し、

        大消費地の札幌市民に加えて、国内外の観光客にも農業・農村の魅力と

重要性を伝えていくことを目的に開催しました。

  イベント名:農業・農村ふれあいフェスタin赤れんが

  主   催:ふれあい農業・農村実行委員会(以下「実行委」という)

  共   催:NPO法人農村と都市を結ぶ応援団(以下「NPO」という)

  後   援:北海道、札幌市、札幌市教育委員会

  後援・協賛:北海道土地改良事業団体連合会

  協   賛:北海道養豚生産者協会、北海道日本型直接支払推進協議会、

北海道米販売拡大委員会、()セコマ、日本ハム()

  協   力:道央農業協同組合、(一財)北海道農業近代化技術研究センター、

北海道農業土木協会、北海道農業土木測量設計協会、()北海道クボタ、()ヰセキ北海道、ヤンマーアグリジャパン()北海道支社、

(一社)北海道農業機械工業会、北海道きのこ生産・消費振興会、

北海道クリーン農業推進協議会。

  ボランティア:一般市民、北大Agees、札幌大学、ボランティアふれあい農村、

NPO法人農村と都市を結ぶ応援団、北海道職員。

 

2 来場者数 約7,200人(大人:約6,300人、児童:約900人)      

   数取機カウンターにて、来場者数をカウント。(前年度より2割増)

 

3 事業実施内容

(1)パネル展、ミニ体験、農業なんでも相談(10時~15時)

   北海道農業について、各ブースで学習しました。

 

実  施  内  容

ミ ニ 体 験

実 施 団 体

 

道産米パネル展

 

 

ご飯が出来るまでのパネル展示

北海道米PRポスター

 

足踏み脱穀体験、 とうみ体験、   もみすりミニ体験、精米ミニ体験

実行委、NPO

 

 

 

 

道産豆パネル展

 

19種類の豆パネル。

3種類豆さや展示。

 

豆のさや剥き、

きな粉づくりミニ体験(石臼1台)

実行委、NPO

 

 

でんぷんパネル展

でん粉加工品展示

でんぷんがき体験

実行委、NPO

 

てんさい・砂糖パネル展

 

てん菜から砂糖が

出来るまでのパネル展示

 

本物のてん菜をさわって、持ち上げて重量当てミニ体験。

実行委、NPO

 

道産小麦パネル展

 

4種の麦穂・麦粒展示

小麦粉づくりミニ体験(石臼2台)

実行委、NPO

 

道産ジャガイモパネル展

47種類のジャガイモを展示

  ―

 

実行委

()けんぶち  vivaマルシェ

ゆたかな農村・元気な農業パネル展

トンボの未来・北の里づくり事業のPR。

ビーズでとんぼアクセサリー作り体験。

北海道日本型直接支払推進協議会

 

ふるさと・水と土PRパネル展

中山間ふるさと・水と土保全対策事業PR。

洞爺湖町米PR販売

 

  ―

 

北海道農政部

農村設計課

 

 

農業なんでも相談

 

 

道産そば産地紹介、 家庭菜園などの農業に関する質問・相談に回答

農業や農業機械の

専門家

 

 

実行委

(公財)北農会

 

 

 

きのこ収穫体験

回開催 北門前

11:00 子ども40

14:00 子ども40

菌床しいたけのミニ収穫体験。

 

実行委

協力:北海道きのこ生産・消費振興会

 

(2)おにぎり作り教室、トラクター展示など

 

実  施  内  容

実 施 団 体

 

おにぎり作り教室     

 

3回開催

10:3011:30 親子16

12:0013:00 同上

13:3014:30 同上

北海道米販売拡大委員会

講師:坂下美樹          (管理栄養士、料理研究家)         北海道米アンバサダー来場

 

農業・農村整備パネル展   

農業農村整備事業のパネル展示、暗渠排水模型・区画整理効果体験模型

北海道農業土木協会、

北海道農業土木測量設計協会  

 

ホッカイドウ競馬PR 

 

サイクルポニー騎乗体験

馬具などパネル展示

VR競馬体験

キャラクターの「ホクトくん」と写真撮影    

北海道農政部競馬事業室       

 

 

 

 

最新トラクター展示   

 

大型トラクター3台

・子どもトラクター2台

・野菜移植機1

・運転席乗車体験

・写真撮影

・子供わなげ  

㈱北海道クボタ、

ヤンマーアグリジャパン㈱

北海道支社、

㈱ヰセキ北海道

協力:(一社)北海道農業機械工業会

 

(3)農産物、特産品PR販売 (10時~15時)

 

実 施 内 容

実 施 団 体

 

野菜・果樹・加工品の販売、教育機関などの活動内容PR

 

()けんぶちVIVAマルシェ(野菜)、砥山ふれあい果樹園(果物)、地域協議会(てしおがわ、大雪、土地連桧山支部~野菜・加工品)新十津川町(野菜)、北海道きのこ生産・消費振興会、札幌市立高校間連携連携プログラム「アニマドーレ」、札幌静修高校、拓殖大学北海道短期大学

 

(4)食品PR販売(10時~15時)

 

     実 施 内 容    

実施時間

            実 施 団 体           

屋台「ゆでトーキビ」

1日    

実行委、NPO、協力:米澤農園    

屋台「ふかしじゃがいも」

1日    

実行委、NPO            

屋台「焼きそば」  

1日    

実行委、NPO            

北海道米PR       

適時    

北海道米販売拡大委員会      

北海道ポークPR  

適時    

北海道養豚生産者協会       

北海道牛乳PR

1日

㈱セコマ

ビートPR「わた菓子」

1日

実行委、NPO

北海道産小麦パンPR販売

1日    

協力:日糧製パン株式会社          

 

(5)ステージイベントなど(10時~15時)

 

         実  施   容        

             体・個  人       

ステージ1

 開会式 高橋朋一実行委員長

 (和太鼓、大道芸、ブース紹介など)

 

実行委、NPO

和太鼓:荒川寿彦率いる札幌和太鼓倶楽部

大道芸バルーン遊び:中村太一パントマイム

北海道観光PRキャラクター「キュンちゃ」がPR活動。

・ステージ2(赤れんが庁舎)

 餅つき実演 2

子ども餅つき体験 1回

実行委、NPO

協力:米澤農園、セコマ

 

・もちつき準備室前

子ども餅つき体験 1回

協力:米澤農園

スタンプラリー

 農業農村パネル展など会場6か所でのスタンプラリーを実施

 

実行委、NPO

景品:子供文房具(一部協力:北海道クリーン農業推進協議会)、桧山名産のお米ドン(協力:えさし水土里の会)、畜産加工品(協力:日本ハム㈱)、乾燥きのこ(協力:北海道きのこ生産・消費振興会)など

 

 

4 事業実施による効果

 

今回で14回目を迎えるフェスタは,昨年同様、新型コロナウイルスの感染症法で5類に引き下げられた中での実施となりました。

イベントでは昨年に引き続いて、ミニ農業体験を中心として、作物(米、小麦、豆、ばれいしょ、てん菜)毎に用意したパネルや豊富な体験メニュー、スタンプラリーなどにより、農業や身近な食に関わる知識を深めていただきました。

また、米や野菜価格が高騰する折、ふれあいファームをはじめ、地元農産品を展示・販売する各種出店団体のブースは、多くの来場者の注目の的となりました。

   さらに今年度からは農業に取組む高校生グループや短大生の農産物や加工品販売が加わり、従来からボランティアとして協力いただいている大学生(北大、札大)など、若者達の意識の向上が見られました。

イベントの運営に当たっては、総勢148名(一般市民、学生、ボランティアふれあい、農村(道庁OB)、道庁職員等)の協力のもとで、親子や観光客など約7,200人(児童約900名)に来場していただきました。

  気候変動や輸出規制などの食料危機への対応が求められる中、来場者の皆さんには、北海道農業・農村の役割について理解を深めていただくとともに、子供達の食に対する関心を高めることが出来ました。

 


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